sugarbeans さいごのぽんこつ日記

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大森靖子「MUTEKI」によせて
sugarbeans

大森靖子 ニューアルバム「MUTEKI」をプロデュースしました。

プロデュースしました、と言いながらかなりの違和感はあるのですが、一緒に作った、作っているときに一緒にいた、みたいな感じです。


プロデュースというと、そのアルバムには終始マーキングのようにプロデューサーの色がついているような印象ですが、それがいい方に作用するときとしないときがあると思うんです。

靖子ちゃんから弾き語りアルバムをプロデュースしてほしいと言われたとき、これはすごいことだと思った。


僕は色をつけようとはしません。だけどその人の持つなにかを安心して出せる環境づくりはできるから、そのままの魅力が引き出せるのではないか…

自分ではよくわかっていなかったのですが、妻がそんなようなことを言っていました。

それを知ってか知らずか(きっとわかっていたんだろう)、このタイミングで僕にオファーしてくれたこと、とても光栄に思います。

そして同じく安心できてシャレも通じるエンジニア原真人さんと3人でげらげら笑いながらも、真摯に、丁寧に録音していきました。

とてもいい環境で、最高のアルバムができたのではないかなと思っています。



ここからは回顧。


大森靖子を初めて認識したのは、カーネーション直枝さんが鳴り物入りでプロデュースをしたシンガーソングライターがいると噂を聞いたところからだった。

それからしばらくして、ベース鹿島達也さんと会ったときに、このあいだ大森靖子っていう子の後ろで弾いて、なんだかものすごかった、という話を聞いて、大森靖子はなんだかものすごいんだと思った。

まだ会ったことも聞いたこともないのに、なんだかものすごいという情報だけが肥大して、勝手にちょっと怖くなっていた。

(だけどたいていそう思う人って、実際その後会って、気が合うことが多い。)

そしてさらにその後、堂島孝平さんのライブの打ち上げで小さな中華屋に行った時、偶然直枝さんがいらして、その横にピンク色で小さく座っていたのが大森靖子だった。

伏し目がちでできるだけ存在感を消そうとしていた彼女は、肥大したなんだかものすごい、とはかけ離れていて僕はいっそうおそろしくなった。


そして間も無くして、直枝さんから大森靖子のツアーで、キーボード奥野真哉さんの代わりに何公演かやってほしいとの連絡があった。

直枝さんからのお願いは断らないことにしているので、二つ返事で引き受けた。

奥野さんの代わりということでかなりのプレッシャーと戦っていたので、最初は演奏するのに必死で正直心から向き合うことが困難であった。

だけどたまに、自由にできる靖子ちゃんと僕のピアノだけの部分でとてもしっくりと引き合う感覚があった。

それからはことあるごとに呼んでくれるようになった。


最初の印象である、なんだかものすごい、は未だに変わらない。まだ聞いてもいなかったあの頃からはまるで違う方向のなんだかものすごい、だが。


アルバム1曲目の「流星ヘブン」は、弾き語りを聞いたときからあの音の風景が鳴っていた。少しのヒントをもらって、デモを作って送ったら、すぐにOKをもらえた。自分でもかなり気に入っている編曲だけど、もしかして僕が魅力を引き出しているのではなくて、反対に靖子ちゃんに引き出されているのではないか?と思ったりもする。

なんだかものすごい。

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